物理・化学
蒸気圧とは?危険物との関係
蒸気圧の基礎と、危険物の危険性との関係について説明します。
蒸気圧とは何か
蒸気圧とは、液体から蒸発した蒸気が示す圧力のことです。液体は温度に応じて少しずつ蒸発しており、その蒸気が容器内などで圧力を生じます。
蒸気圧が高い物質ほど蒸発しやすく、空気中に可燃性蒸気をつくりやすくなります。そのため、危険物の火災危険性を考えるうえで、蒸気圧は重要な性質の一つです。
第4類危険物では、液体そのものが燃えるというより、液体から発生した蒸気が燃焼する点を理解しておくことが大切です。
蒸気圧と危険物の危険性
蒸気圧が高い危険物は、常温でも蒸気を発生しやすく、換気が不十分な場所では可燃性蒸気がたまりやすくなります。可燃性蒸気が空気と混ざり、燃焼範囲内の濃度になると、火気や火花によって引火する可能性があります。
温度が上がると蒸気圧も高くなるため、夏場の保管場所や直射日光が当たる場所では注意が必要です。密閉容器では内圧上昇のリスクもあります。
実務では、蒸気の発生を抑えるために容器を密閉し、涼しい場所で保管し、十分な換気を確保します。乙4試験でも、蒸気圧が高いほど蒸発しやすく危険性が増す、という基本を押さえておきましょう。