屋外タンク貯蔵所とは?タンク基準と防油堤の考え方

屋外タンク貯蔵所の概要、タンク構造、防油堤、保安距離、保有空地、消火設備の考え方を解説します。

屋外タンク貯蔵所の概要

屋外タンク貯蔵所とは、屋外に設置した固定タンクで危険物を貯蔵する施設です。大量の液体危険物を扱うことが多く、タンク本体の強度、基礎、通気、液面管理、漏えい時の流出防止が重要になります。

タンクと防油堤

タンクは危険物の性状に適した材質・構造とし、腐食、過充填、静電気、圧力変動に備えます。液体危険物では、防油堤や流出防止措置により、漏えい時に危険物が敷地外へ広がらないようにします。

屋外タンク貯蔵所の固有の規制

規制項目内容
タンク本体屋外タンクは危険物の性状に適した材質・構造とし、腐食、内圧、外力、地震、温度変化を考慮する。液面計、通気管、注入口、弁、配管の位置も確認する。
防油堤・流出防止液体危険物では、防油堤や流出防止措置により漏えい時の拡大を防ぐ。防油堤内の排水、雨水管理、弁の閉止状態を日常管理の対象にする。
接地・静電気対策注入・払出し時は静電気が発生しやすいため、接地、流速管理、注入手順を確認する。可燃性蒸気が発生する場所では火気と電気設備の管理も必要。

保安距離

対象距離
住居等10m以上
学校・病院・劇場等30m以上
重要文化財等50m以上
高圧ガス施設20m以上
特別高圧架空電線(7,000V超35,000V以下)3m以上
特別高圧架空電線(35,000V超)5m以上

保有空地

指定数量の倍数距離
500以下3m以上
500超1,000以下5m以上
1,000超2,000以下9m以上
2,000超3,000以下12m以上
3,000超4,000以下15m以上
4,000超タンクの水平断面の最大直径(横型は横の長さ)又は高さのうち大きい数値に等しい距離以上。ただし15m未満不可

消火設備

種別種類・内容
第1種屋外消火栓設備等
第3種泡消火設備等
第4種大型消火器
第5種小型消火器