事故・通報
二次災害防止とは?
危険物事故で注意すべき二次災害について、蒸気滞留、再着火、排水流入、感電、近隣影響への対策を解説します。
二次災害は初動後に起きやすい
二次災害とは、最初の漏えいや火災に続いて発生する再着火、爆発、感電、転倒、有害ガス吸入、環境流出などの被害です。事故対応中は視野が狭くなりやすいため、現場指揮者が周辺リスクを継続的に確認する必要があります。
可燃性蒸気の滞留に注意する
第4類危険物の蒸気は空気より重いものが多く、床面、ピット、側溝、地下室にたまりやすい性質があります。火が見えなくても、換気不足の場所では着火源で爆発的に燃えるおそれがあります。測定器や消防隊の判断なしに低所へ入らないことが重要です。
排水系と施設外流出を止める
消火水や漏えい液が排水口、側溝、河川へ流れると、施設外で火災や環境被害を起こすことがあります。防油堤、土のう、排水弁、吸着材を使い、流出先を把握します。流出防止は、初期消火と同じくらい重要な事故対応です。
復旧前に再発火と設備損傷を確認する
鎮火後や漏えい停止後も、熱、残留蒸気、破損配管、電気設備、薬品混触が残っている場合があります。清掃や復旧作業は、立入許可、換気、濃度測定、電源確認、保護具をそろえてから始めます。
二次災害を防ぐ確認項目
| リスク | 確認ポイント |
|---|---|
| 再着火 | 熱源、静電気、火花、喫煙、電気設備 |
| 蒸気滞留 | ピット、側溝、地下室、換気不良箇所 |
| 流出拡大 | 排水口、防油堤、側溝、河川方向 |
| 作業者被害 | 保護具、退路、酸欠、有毒ガス、転倒 |
| 復旧事故 | 残圧、残液、破損配管、電源投入 |