事故・通報
移動タンク貯蔵所の荷卸し漏えい事案から学ぶ注意点
タンクローリーの荷卸し中に起こり得るホース外れ、弁操作ミス、過充填による漏えい事案の原因と対策を解説します。
事案の概要
移動タンク貯蔵所から地下タンクや貯蔵タンクへ荷卸しする作業では、ホース接続不良、弁の誤操作、過充填、監視不足により危険物が漏えいすることがあります。漏えいした燃料が排水溝や道路へ流れると、火災だけでなく施設外への影響も大きくなります。
起こりやすい原因
品名や荷卸し先の確認不足、タンク残量の確認不足、ホース接続後の固定確認不足、荷卸し中の持ち場離脱、液面計や警報の不具合が原因になります。委託先の運転者と受入側の担当者の役割分担が曖昧な場合も事故につながります。
漏えい時の初動
直ちに送液を停止し、緊急遮断弁や元弁を閉止します。火気と車両の移動を止め、漏えい範囲を立入禁止にします。排水口や側溝へ流れるおそれがある場合は、土のう、吸着材、排水弁で流出を止めます。危険物の漏えいを確認した場合は、直ちに119番通報など消防署等への通報を行います。
再発防止のポイント
荷卸し前に、品名、数量、受入タンク、残容量、接続口、アース、周囲火気をチェックリストで確認します。荷卸し中はその場を離れず、終了後はホース内残液、キャップ、弁閉止、こぼれの有無を確認します。
荷卸し前後の確認項目
| タイミング | 確認すること |
|---|---|
| 作業前 | 品名、数量、受入タンク、残容量、接続口 |
| 接続時 | ホース固定、アース、弁の開閉、排水口位置 |
| 荷卸し中 | 持ち場離脱なし、液面、漏えい、異音を監視 |
| 異常時 | 停止、遮断、通報、流出防止、立入制限 |
| 終了後 | 弁閉止、残液処理、キャップ、周辺清掃、記録 |