屋外タンクの過充填・防油堤内漏えい事案から学ぶ注意点

屋外タンク貯蔵所で起こり得る過充填、防油堤内漏えい、排水弁管理不備の事案をもとに実務対策を解説します。

事案の概要

屋外タンク貯蔵所では、受入量の確認不足、液面計の不具合、警報の見落とし、弁操作ミスにより過充填や漏えいが発生することがあります。防油堤内にとどまっていても、排水弁が開いていると施設外へ流出するおそれがあります。

事故を広げる要因

タンク容量と受入量の照合不足、複数タンクの切替ミス、液面警報の無効化、防油堤内の雨水管理不良、排水弁の開放放置が要因になります。夜間や悪天候では発見が遅れやすく、流出範囲の確認も難しくなります。

発生時の初動

受入を直ちに停止し、元弁と移送ポンプを止めます。防油堤の排水弁を閉止し、火気を排除し、漏えい液の流入先を確認します。防油堤外へ流出した場合や火災のおそれがある場合は、119番通報し、消防隊へ品名、数量、防油堤容量、排水経路を伝えます。

予防のポイント

受入前に空き容量を計算し、受入中は液面と流量を監視します。液面計、警報、緊急遮断、排水弁、防油堤のひび割れを点検し、排水作業時は開閉記録を残します。防油堤内に不要物を置かないことも流出確認に役立ちます。

屋外タンク漏えい対策

管理対象確認ポイント
受入量空き容量、予定数量、タンク切替を照合する
液面管理液面計、警報、監視者、記録を確認する
防油堤容量、ひび割れ、不要物、排水弁閉止
流出経路側溝、排水口、河川方向を把握する
異常時停止、遮断、通報、回収、写真記録