第4類
アルコール類の火災危険と消火
アルコール類の水溶性、炎の見えにくさ、消火剤の適合、取扱いの注意点を整理します。
アルコール類は水に溶ける引火性液体
消防法上のアルコール類には、メタノール、エタノールなどが該当します。水に溶けやすい一方で、引火性がなくなるわけではなく、室温付近で可燃性蒸気を発生します。
炎が見えにくい場合がある
アルコール火災は炎が淡く、明るい場所では見えにくいことがあります。火災を確認する際に不用意に近づくと、衣服や周辺の可燃物に延焼するおそれがあります。
消火剤の適合を確認する
アルコール類は水溶性のため、通常の泡が効きにくい場合があります。多量に扱う施設では、耐アルコール泡、粉末、二酸化炭素など、物質と規模に適した消火方法を準備します。
飲用アルコールとの混同を避ける
消毒用エタノールや工業用アルコールも、濃度や数量によって火災危険があります。容器表示、保管場所、火気厳禁表示、廃液分別を徹底し、暖房器具や電気火花から離します。
アルコール類の取扱いポイント
| 項目 | 注意点 |
|---|---|
| 保管 | 密栓し、火気と直射日光を避ける |
| 使用 | 換気し、静電気と電気火花に注意する |
| 消火 | 耐アルコール泡、粉末、二酸化炭素を確認する |
| 廃液 | 水で薄めた状態でも安易に排水しない |